Emilio Greco(エミリオ・グレコ)

Emilio Greco(エミリオ・グレコ) Emilio Greco

作品の特徴 Feature

イタリアを代表する現代彫刻家。

端正で洗練された上品さと様式的純粋さを特徴とする肖像・裸婦像の作者として知られています。

特にその女性像は、甘美な官能性と憂愁を含みながらも、厳しく簡略化されたフォルムと繊細な線刻のアクセントを併存させ、「彫刻の歌麿」と評されています。

ポートレート

代表作に、ピストイアにある「ピノッキオ像」(1955)、オルヴィエート大聖堂正面扉の浮き彫り(1964)、サンピエトロ大聖堂の「教皇ヨハネス二十三世記念像」(1965-67)などがありますが、1971年に日本で開催された巡回展以降、国内に多くのパブリックアートが設置されました。

略歴

内容
1913
(10月11日)イタリアのシチリア島カターニャに生まれる
1927 墓石職人の徒弟となり古代彫刻の模刻などで腕を磨く
1943 『クワトリエンナーレ展』(ローマ)に出品
1946 初個展(ローマ)開催
1948 『イタリア美術展』(ニューヨーク近代美術館)に出品
1955 ナポリ・アカデミアの教授に就任
1956 ヴェネツィア・ビエンナーレに出品、彫刻大賞 受賞
1961 個展(パリ・ロダン美術館、東京、大阪、ニューヨーク)
1968 ローマ・アカデミア美術学校の教授に就任
1971
『エミリオ・グレコ名作展 : 現代彫刻の最高峰』(東京、兵庫、山口、広島ほか)
1979 個展(エルミタージュ美術館)
1991
エミリオ・グレコ美術館(イタリア・オルヴィエート)開館
1994 エミリオ・グレコ美術館(カターニャ)開館
1995 (4月5日)死去

鑑賞できるパブリックアート

備考

 

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