草間 彌生(くさま やよい) Yayoi Kusama

作品の特徴 Feature

日本を代表する世界的な現代美術家。

幼い頃より統合失調症から起こる幻覚や幻聴を絵に描きとめることで、彼女の内面を映し出す独創的な作風を、水玉模様や網目の代表的なモチーフとして確立しました。

1958年からのニューヨーク時代には活動の域を広げ、絵画のみならずインスタレーションやパフォーマンスなど前衛芸術家として名を馳せ、2度のヴェネツィア・ビエンナーレ参加を皮切りに、世界的評価を不動のものとしました。

90歳を超える今も創作意欲とその人気は衰えず、2016年には『タイム』誌世界で最も影響力のある100人に選出されるなど、世界で開催される個展の動員記録を塗り替えています。

国内外には多くのパブリックアートが設置されており、2024年にはロンドンのリバプール・ストリート駅に高さ約10m、全長約100mの世界最大のパブリックアート「Infinite Accumulation」が設置されました。

略歴 Biography

内容
1929 (3月22日)長野県松本市に生まれる
1949 京都市美術工芸学校 卒業
1957
渡米、ニューヨークを拠点に巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表
1966
第33回ヴェネツィア・ビエンナーレに「ナルシスの庭」出品
1975 帰国、小説、詩集を発表
1983
小説「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人賞 受賞
1986
個展(フランス カレー市美術館、ドール美術館)開催
1989
個展(ニューヨーク国際芸術センター、イギリス オックスフォード美術館)開催
1993 第45回ヴェネツィア・ビエンナーレに出品
2000
第50回芸術選奨文部大臣賞、法務大臣賞 受賞、個展(フランス ル・コンソルシウム他、ヨーロッパ、アジアなど6箇所巡回)開催
2001 朝日賞(朝日新聞文化財団) 受賞
2002 松本市美術館 開館記念個展、紺綬褒章 授賞
2003
フランス芸術文化勲章オフィシエ 受勲、長野県知事表彰(芸術文化功労)受賞
2004
日本初の大規模個展『クサマトリックス』(森美術館)開催
2005
『草間彌生全版画集 1974-2004』を刊行
2006
ライフタイム アチーブメント賞(芸術部門)、旭日小綬賞、第18回高松宮殿下記念世界文化賞 絵画部門 受賞
2008
ドキュメンタリー映画『草間彌生 わたし大好き』公開
2012
あべのから未来へ」(大阪)設置、巡回個展『永遠の永遠の永遠』(国立国際美術館埼玉県立美術館、松本市美術館、新潟市美術館、静岡県立美術館、大分市美術館、高知県立美術館)開催
2016 文化勲章 受章
2017 草間彌生美術館 開館

鑑賞できるパブリックアート Other Works

個人ミュージアム Artist Museum

草間彌生美術館
INDEX 概要 Outline作品リストピックアップロケーション公式サイトリーフレット備考 概要 Outline 名称 Art Space 草間彌生美術館 住所 Address 東京都新...

備考 Remarks

草間彌生 Yayoi Kusama Official Site
Yayoi Kusama Official Site 前衛芸術家、草間彌生の公式ホー&#1251...

 

パブリックアート

「あべのから未来へ」関西で唯一鑑賞できる草間彌生のパブリックアート

大阪第3の都市、天王寺エリアのビル壁面に設置された、草間 彌生先生のパブリックアートです。 作品データ Data 作品名 Title あべのから未来へ 作家名 Artist 草間 彌生 Yayoi Kusama...
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