ジュリアン・オピ―のパブリックアートが、大阪・関西万博の開催期間限定で設置されています。
作品データ Data
作品名 Title | People 14. |
作家名 Artist | ジュリアン・オピー Julian Opie |
制作年 | 2014年 |
材質 | LED両面ディスプレイ |
寸法 (H×W×D; cm) | 225.6 × 126.6 × 104 |
備考 | Expo Osaka. 2025(入場料が必要です) |
作品について About
大阪・関西万博会場内各国のパビリオンが居並ぶ一角に、雑踏の中、右へ左へ往来する人々がLEDディスプレイに映し出される肖像画は、ジュリアン・オピーの真骨頂であるミニマルな作風を象徴する作品です。
作者は街を歩く見知らぬ人々をモデルに、シンプルでありながら細部を見事に捉えた表現言語を用いることで、生き生きとした都市の風景を描き出しています。
LEDディスプレイをアートの媒体として選ぶことで、作品は都市を映し出す鏡のように機能し、行き交う人々をモニュメントに変えています。 ーGMOインターネットグループ サイト より
元々は世界一のジュリアン・オピー作品コレクターである、熊谷 正寿氏が経営するGMOインターネットグループのオフィスに展示されていました。
本作は熊谷正寿が所蔵し、通常はGMOインターネットグループ本社(渋谷セルリアンタワー)のオフィス入口に設置しているものです。
大阪・関西万博の屋外展示に際し、ジュリアン・オピー本人とも協議を重ねたうえで、作品の内容はそのままに、展示環境に応じた新たなディスプレイ本体を特別に制作しました。 ーGMOインターネットグループ サイト より
熊谷 正寿氏は、”心を豊かにし、創造性を刺激する源泉”としてアートを位置づけていて、アートを通じたデジタル社会における貢献という理念のもと、今回の展示を決めました。
ジュリアン・オピーは、非常に複雑な人間の姿を、極めてシンプルな形で表現するアーティストです。その作品が世界的に高く評価されているのは、シンプルな表現の中に本質を捉える力があるからです。
情報があふれる現代において、物事の本質を見抜く力はますます重要になっています。
そうした力を養うために、日常的に本物のアートに触れることを大切にしています。 ーGMOインターネットグループ サイト より
他に大阪・関西万博の会場内には、名和 晃平先生の「Snow-Deer」やオノ・ヨーコの「クラウド・ピース(Cloud Piece)」など、国内外のパブリックアートが期間内限定で設置されていますので、ぜひ鑑賞の機会を逃さないでください。
設置場所 Location
大阪府大阪市此花区夢洲中 エンパワーリングゾーン
周辺のパブリックアート
ジュリアン・オピーの他作品 Other Works