作品の特徴 Feature
女流具象彫刻家。
父に東洋のロダンと称された、戦後日本の具象彫刻の大家、朝倉 文夫先生、姉に画家や舞台美術家として活動した朝倉 摂と、芸術一家で育ちました。 幼少期より父が主宰する朝倉塾で彫刻の技法や、美術史観など芸術の感性を身につけた朝倉 響子先生は、なるべくして彫刻家になったと言っても過言ではありません。 また芸術的感性に加え、義務教育すらも学校ではなく、父自らが教え不足部分を家庭教師で補うような環境でした。 |
現代的で洗練された女性像はファッショナブルで繊細、スタイリッシュな作風から、商業施設や公共空間など、国内で鑑賞する機会が多い作家です。
略歴 Biography
年 | 内容 |
1925 | (12月9日)東京に生まれる |
1948 | 日展 特選 |
1956 | 日展 脱退 |
1979 | 第7回長野市野外彫刻賞 受賞 |
1980 | 『朝倉響子彫塑集:光と波と』出版 |
1982 | 第13回中原悌二郎賞 優秀賞 受賞 |
1985 | 作品集『Kyoko』出版 |
2003 | 個展(北九州市美術館) |
2006 | 個展(上野の森美術館) |
2016 | (5月30日)腸閉塞のため逝去 |