内田 晴之(うちだ はるゆき) Haruyuki Uchida

作品の特徴 Feature

国内外にパブリックアートの設置作品が多く、美術展などでも豊富な受賞歴をもつ抽象彫刻家。

ステンレスなどの金属を主な素材とし、内蔵するマグネットの作用で微妙に揺れ動くスケールの大きな彫刻を制作しています。

大学を卒業後、電磁石や永久磁石を用いて動く彫刻を制作していましたが、やがて不安定に静止する作品へと移り、その後の経歴を決定づけるモチーフを確立しました。

円形をモチーフにした動かない彫刻も制作してアレキサンダー・カルダーのモビールとスタビルを、独特な表現手法で現代に体現しており、近年は発表の場をデンマーク、オーストラリアにも広げています。

各作品の内部にはマグネットが取り付けられている。
これは、重力との均衡を保つ為に用いている。

一見すると当たり前のような状態に見えるが、矛盾した力学関係で成り立っている。
私たちは重力や空気の存在を当たり前のこととして捉えている。

一見当たり前のことも、注意深く別の角度からみると、そこには重要なことが隠されているかもしれない。

そんな作品をつくろうと思っている。  ー作家の言葉 より

略歴 Biography

内容
1952 静岡県生まれ
1976
京都精華短期大学(現京都精華大学)立体造形コース専攻科 修了
1981
第2回へンリー・ムア大賞展に出品、優秀賞 受賞、第3回エンバ賞美術展に出品、優秀賞 受賞
1984 第15回日本国際美術展に出品、大賞受賞
1987
丹沢野外彫刻展に出品、優秀賞 受賞、第12回現代日本彫刻展に出品、宇部興産賞 受賞
1989 第1回KAJIMA彫刻コンクールに出品、銀賞 受賞
1991 倉吉:緑の彫刻賞に出品、特別賞 受賞
1993 第6回京都美術文化賞 受賞
1994
釜山国際野外彫刻シンポジウムに出品、ソウル国立現代美術館賞 受賞、第22回長野市野外彫刻賞 受賞
1995 大阪トリエンナーレ<彫刻>に出品、堺市賞 受賞
1997 第17回現代日本彫刻展に出品、大賞受賞
1998 第29回中原悌二郎賞優秀賞 受賞
1999 あおもり野外彫刻展’99に出品、大賞 受賞
2001 朝来2001野外彫刻展に出品、大賞 受賞

鑑賞できるパブリックアート Other Works

備考

 

 

パブリックアート

「Round Structure」銀行本社屋の公共空間に3つのパーツが織りなす躍動感

作品データ Data 作品名 Title Round Structure 作家名 Artist 内田 晴之 Haruyuki Uchida 制作年 1991年 寸法(H×W×D;cm) 5...
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