土屋 公雄(つちや きみお) Kimio Tsuchiya

作品の特徴 Feature

流木や廃材といった材質を用いて、一貫して「記憶」や「所在」、「時間」といった根源的なテーマをもとに国内外で活躍する環境造形家。

80年代に北欧やヨーロッパの美術館に作品が収蔵されるなど評価を高め、90年代にかけ北南米でも活躍、2000年シドニーオリンピックのモニュメント制作、2002年サンパウロ・ビエンナーレへ出品し名声を確立しました。

自身は芸術家としての孤独の壁と闘いながら、現在、愛知県立芸術大学で教授に就任、武蔵野美術大学と日本大学芸術学部でも客員教授を兼務し、次世代への育成も精力的に行っています

略歴 Biography

内容
1955 (2月2日)福井県福井市に生まれる
1977
日本大学 芸術学部 建築デザイン科 卒業、芸術学部奨励賞 受賞
1981 渡英
1989
ロンドン芸術大学 チェルシーカレッジ 大学院 彫刻科 修士課程 修了、ブリティッシュ カウンシルよりグラント取得
1990 第3回朝倉文夫賞 受賞
1991
第14回現代日本彫刻展に「底流」出品、大賞 受賞、英国アーツ カウンシルよりグラント取得
1992
第13回神戸須磨離宮現代彫刻展で優秀賞 受賞、初個展(青山スパイラルガーデン)
1993
五島記念文化賞で美術新人賞 受賞、アメリカ国務省のプログラムにて米国視察
1999
オナラリー賞 受賞、ロンドン芸術大学より名誉学位 授与、「記憶の場所’99」(彫刻の森美術館)設置
2001
「I AM STILL ALIVE」(オランダ クレラ・ミューラー美術館)、「東京空襲犠牲者追悼 平和モニュメント-記憶の場所」(横網公園)設置、『記憶/土屋公雄彫刻作品集』出版
2002
「Mの記憶」(丸の内ビル)、「隆起する記憶」(福井新聞社)設置、第25回サンパウロ・ビエンナーレに出品
2003
第11回本郷新賞 受賞、「記憶の風景」(ミューザ川崎)、「時の地層」(和泉シティプラザ)設置、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2003に「創作の庭」出品
2004
「記憶の領域」が文化庁買い上げ、「揺れ動く境界」(国際芸術センター青森)設置
2005
「隠されたピラミッド」(福井 金津創作の森)設置
2010
「記憶のシルエット」(勝どきビュータワー)設置

鑑賞できるパブリックアート Other Works

公式サイト

土屋公雄(つちや きみお) OFFICIAL WEBSITE
土屋公雄(日本の彫刻家・環境造形アーティスト)の公式サイトです。お知らせ・プロフィール・ポートフォリオ・印刷物・ブログなどのご案内。

備考 Remarks

 

パブリックアート

「時の知層」多くの人々の想いの重なりが土屋公雄のメッセージを媒介して結実

大阪府和泉市役所の一部機能や図書館などが入居する公共施設の玄関口に、抽象彫刻家、土屋 公雄先生のパブリックアートが設置されています。 作品データ Data 作品名 Title 時の知層 作家名 Artist 土...
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