本郷 新(ほんごう しん) Shin Hongo

本郷 新(ほんごう しん) Shin Hongo 本郷 新

作品の特徴 Feature

戦後日本を代表する具象彫刻家。
オーギュスト・ロダンアントワーヌ・ブールデルに影響を受け、佐藤 忠良柳原 義達舟越 保武とともに戦後混乱期の中、日本の彫刻を牽引しました。
1950年代より社会的メッセージをこめた、モニュメント的なパブリックアートを手がけ、戦没学生記念碑「わだつみの声」や開拓者慰霊碑「石狩-無辜の民」など、見るものの記憶に深く刻み込むような作品を数多く残しています。人間の根源を見つめて生命力にあふれた作品に触れる機会は多く、足を運ぶことによって日本の彫刻史に想いを馳せる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

彫刻の社会性、公共性を重要視した本郷は、戦後、モニュメンタルな野外彫刻の制作にとりわけ熱意を傾けました。1960年代以降、公共空間のなかの芸術に対する社会的な意識の高まりに伴って、本郷の彫刻は日本各地に次々と設置されました。

ダイナミックで力強い生命感にあふれる本郷の人体像は、たえず社会に目を向け、平和を希求した彫刻家の情熱を映すものであり、観る者に時代を経ても色褪せることのない感動を与えてくれます。

略歴 Biography

内容
1905 (12月9日)札幌市に生まれる
1924
東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)工芸図案科 工芸彫刻部 入学
1928
国画創作協会 第7回展に「少女の首」初入選、高村 光太郎に師事
1939
国画会を退会、山内 壮夫、柳原 義達佐藤 忠良舟越 保武らとともに新制作派協会 彫刻部創立に参加
1942 彫刻論集『彫刻の美』(冨山房)刊行
1950
わだつみ会の依頼により、戦没学生記念像「わだつみのこえ」を制作
1953
「わだつみのこえ」(立命館大学)を設置、日本平和文化賞 受賞
1959
第5回日本国際美術展(毎日新聞社主催)に木彫「哭く」出品、優秀賞 受賞、「泉の像」(札幌市大通公園)を設置、高村光太郎賞選考委員に就任
1960
「嵐の中の母子像」(広島平和記念公園)を設置
1963
樺太島民慰霊碑「氷雪の門」(稚内市)を設置
1966
開拓者総合慰霊碑「太陽の手」(釧路市 白糠町)を設置
1970
北海道開拓記念碑「風雪の群像」(旭川市 常磐公園)に設置、中原悌二郎賞選考委員に就任
1971
冬季オリンピック記念碑「雪華の像」(札幌市 真駒内)、「花束」(五輪橋)を設置
1973
緑の讃歌」(大阪市 中之島)を設置、彫刻の森美術館大賞選考委員に就任
1974 第28回北海道新聞文化賞 受賞
1975
『本郷新彫刻50年記念自選展』(東京日本橋高島屋、札幌)
1978 第30回北海道文化賞 受賞
1979 勲三等瑞宝章 受章
1980
(2月13日)東京の自宅にて肺がんのため死去
1981 札幌彫刻美術館]開館

鑑賞できるパブリックアート Other Works

 

個人ミュージアム Artist Museum

本郷新記念札幌彫刻美術館
INDEX 概要 Outline作品リストピックアップロケーション公式サイトリーフレット備考 概要 Outline 名称 Art Space 本郷新記念札幌彫刻美術館 住所 Address...

備考 Remarks

 

アーティスト

「太陽の母子像」幼い我が子をいつくしむ母が見せるほほえみとまなざしは、生命の源そのもの

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アーティスト

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