作品の特徴 Feature
19世紀を代表する具象彫刻家。
学問としての塑像を習得したことはなく、ほぼ独学で彫刻の技法と概念を体得しました。 その制作過程も独自性を貫いており、通常はモデルのポーズを指定して制作するところ、ロダンはアトリエでモデルを自由にさせ、自然な動きを観察する中で制作のイマジネーションを確立しました。 時にモデルの体を直接型どったのでは、とまで世間に言わしめてしまうほどの写実力と表現力は、作品の内側から発する生命力を宿すことが比類なきものだったからに他なりません。 |
波乱万丈の生涯を送りながら、『近代彫刻の父』として残した作品はその価値を高め続け、今もなお美術界に影響をとどろかせる存在は、人類の大きな功績ともいえるでしょう。
略歴 Biography
年 | 内容 |
1840 | (11月12日)パリで生まれる |
1854 | 地元の工芸学校に入学する |
1857 |
工芸学校を退学、エコール・デ・ボザール受験に3度失敗、室内装飾の職人として働く
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1863 |
修道女の姉マリアが亡くなり姉を追うように修道院に入会し、修道士見習いになることを決意するも、司教から美術の道を続けるよう諭される
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1864 | 動物彫刻家アントワーヌ=ルイ・バリーに弟子入りする |
1870 |
普仏戦争で仕事が減り、ベルギーへ移住、装飾職人として働きながら独学で彫刻の技法を修練する
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1875 |
イタリアへ旅行し、ミケランジェロの彫刻に衝撃を受ける
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1877 | 「青銅時代」を制作 |
1880 |
国立美術館建設のモニュメント依頼を受け、「地獄の門」を制作着手
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1888 |
国立美術館の建設計画が中止となり、費用を負担して自分の作品として制作を継続
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1917 |
死期の迫ったローズ・ブーレ(73歳)と結婚、16日後にローズが亡くなり、9か月後(11月17日)にロダンも死去
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鑑賞できるパブリックアート Other Works
個人ミュージアム Artist Museum
静岡県立美術館
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Le musée Rodin est un musée assurant depuis 1919 la conservation et la diffusion de l’œuvre d’Auguste Rodin (1840-1917). À travers ses deux sites, l'hôtel Biron...
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