作品の特徴 Feature
戦後日本を代表する、国内には約40点ものパブリックアートが設置されている抽象彫刻家。
東京藝術大学在学時は梅原龍三郎に絵画を学ぶも、1956年留学先のローマでペリクレ・ファッツィーニに師事し、1960年ミュンヘンでヘンリー・ムーア大回顧展に感銘を受けたことから、本格的に彫刻家を志します。 美術評論や詩作などの著書も多く、版画などの多彩な能力を発揮しました。 |
自身の名前を冠した個人美術館TRIAD IIDA-KANは、世界的建築家の槇 文彦氏によって、巨大な彫刻作品「SCREEN-CANYON」(高3.2m×幅6.4m×奥行1.5m)のための彫刻展示室と絵画展示室を一つながりに構成されました。
略歴 Biography
年 | 内容 |
1923 | (7月10日)栃木県足利郡に生まれる |
1949 | 慶應義塾大学高等部 入学、学徒出陣(中国) |
1953 |
東京藝術大学 油絵科 入学、梅原龍三郎に師事、初個展
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1956 | ローマ留学、ペリクレ・ファッツィーニに師事 |
1957 | ウィーン・ベルリン 滞在 |
1961 | ウィーン市芸術奨励賞 受賞 |
1963 |
『ヨーロッパ彫刻家シンポジウム』(ベルリン)に招待参加、石彫作品制作(ベルリン国会議事堂 前広場)
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1966 |
「アーティスト・イン・レジデンス」フェロー(ドイツ アカデミー機関)
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1967 |
「モニュメント彫刻コンペティション」(ベルリン)一等賞 受賞、カナダ、アメリカより帰国
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1968 |
第1回神戸須磨離宮公園現代彫刻展に「ミラー・オン・ザ・コンストラクション」出品、大賞、第8回現代日本美術展に出品、神奈川県立近代美術館賞 受賞、
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1977 | 『見えない彫刻』刊行 |
1983 |
法政大学 工学部 建築学科 教授に就任(1989年まで)
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1988 | |
1989 |
彫刻噴水「シーソー(虹と水の広場)」設置(東京都町田市 芹ヶ谷公園)
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1997 |
「連続する出会い 飯田善国展」(神奈川県立近代美術館)
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1999 | 作品集『飯田善國・絵画集』刊行 |
2006 |
(4月19日)心不全のため、旅行先の長野県松本市で逝去
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個人ミュージアム Artist Museum
ご利用案内・アクセス|IIDA-KAN|ハーモニック伊藤財団
ハーモニック伊藤財団のホームページです。ご利用案内・アクセスを掲載しております。
鑑賞できるパブリックアート Other Works