「WING OF PHENIX」鳥取官庁街から芸術文化を発信するパブリックアートは澄川喜一による不死鳥の翼作品

パブリックアート

鳥取県庁のそばにあり、コンサートホールや図書館など文化施設の中庭に設置された、親しみと爽快感をあわせ持つパブリックアートです。

作品データ Data

作品名 Title WING OF PHENIX
作家名 Artist 澄川 喜一 Kiichi Sumikawa
制作年 1993年
材質 赤御影石、アルミニウム
寸法(H×W×D;cm) 474 × 482 × 146
備考 WING OF PHENIX

作品について About

重みをもつ赤御影石の支柱の頂点部に、澄川 喜一先生作品の特徴である流線形の、水平に広がるアルミニウム板の軽快さを組み合わせ、空間に溶け込む絶妙な量感を表現した不死鳥作品です。

文化会館と図書館に囲まれ丁寧に整備された芝生の中庭は、両館の利用者や官庁への来訪者の憩いの場となっており、その中庭中心部に設置されたこのパブリックアートは環境に調和していて市民に親しまれています。

島根県出身の澄川 喜一先生は文化勲章など受賞歴も多く、日本芸術院会員や東京藝術大学学長を歴任するなど現代日本の抽象彫刻第一人者として、東京スカイツリーのデザイン監修や東京駅のグランルーフといった、北海道から九州まで大小さまざまな数多くのパブリックアートを設置しました。

澄川 喜一先生のパブリックアートは鳥取にはこの作品の他にも、倉吉緑の彫刻プロムナードに「To the Sky」、倉吉大橋に「こっとい」が設置されており、見比べることができます。

ちなみにとりぎん文化会館の2Fロビーには、日本の具象彫刻大家の舟越 保武先生作品「EVE」が設置されています。

設置場所 Location

鳥取県鳥取市尚徳町 とりぎん文化会館 中庭


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澄川 喜一の他作品 Other Works

作家について Artist

澄川 喜一(すみかわ きいち) Kiichi Sumikawa
東京芸術大学長など要職を歴任し東京スカイツリーなどの代表作も多く、現在も精力的にパブリックアートを制作する、澄川喜一の紹介ページです。 略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。
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