「無題」半世紀の時を経ても、古臭さを感じさせない現代アート

作品データ Data

作品について About

1973年当時、大阪の都心で2番目に建設された高層ビルの大阪国際ビル竣工に合わせ、2Fの屋外庭園に設置されたパブリックアートです。

オフィスが集まる都会のオアシスに現れた一部有機的なフォルムの現代アートは、一息ついたビジネスマンの目を引いたに違いありません。

清水 九兵衛先生は1969年の欧州訪問によって、美術が日常生活に溶け込んだヨーロッパの文化に影響を受け、帰国後には「親和」を意味する「AFFINITY」という作品タイトルを冠して、周辺環境に溶け込むような作品を精力的に制作しました。

この作品を設置して以降、赤いアルミニウムを素材とした有機的なフォルムの作風を確立して、1970年代は多くの国内彫刻展に精力的に出品、中原悌二郎賞 優秀賞など数々の賞を受賞しました。

2022年に生誕100年を迎えた清水 九兵衛先生はまた、多くのパブリックアートを設置した貢献により1985年吉田五十八賞、1990年に紫綬褒章を授章するなど、その経歴を確固たるものにしました。

近くにも「MANEKI」や「ECHO」などの、清水 九兵衛先生作品を鑑賞することができます。

「MANEKI」薬の街のコンクリートビル群に映える朱色のアイキャッチはビル装飾ではなくアート作品です

薬のまちで知られ近代化が進むオフィス街の中、すぐそばには神農さまが祀られる少彦名神社もある、旧小西家住宅前に設置されたパブリックアートは、陶芸家としても名声を得た清水 九兵衛先生の作品です。 作品データ Data 作品名 T...

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「ECHO」30年という年月の経過を感じさせない空間の調和が今も息づく現代的な環境整備がここに

1989年、関西電力の寄贈による「宇宙とエネルギー」をテーマとした大阪市立科学館の開館に合わせ、このパブリックアートは設置されました。 作品データ Data 作品名 Title ECHO 作家名 Artist ...

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すぐそばのりそな銀行本店前には、内田 晴之先生の「Round Structure」が設置されていたり、国内外有名彫刻家の作品が点在する御堂筋 彫刻ストリートもあり、パブリックアートを堪能できるエリアとなっています。

設置場所 Location

大阪市中央区安土町　大阪国際ビル 2F屋外庭園

周辺のパブリックアート

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「Round Structure」銀行本社屋の公共空間に３つのパーツが織りなす躍動感

清水 九兵衛の他作品　Other Works

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「緋甲」視界が抜けた小高い丘にそびえ立ち青い空に映える朱紅のパブリックアート

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作家について Artist

清水 九兵衛（きよみず きゅうべえ） Kyubee Kiyomizu

陶芸作家清水六兵衛としての顔をも持つ抽象彫刻の第一人者、清水九兵衛の紹介ページです。 略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。

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