「石とパイプ」何気なく置かれ周辺環境に溶け込んだ自然石に貫通したステンレスパイプが醸し出す違和感

アーティスト

神戸出身で1960年代より国内外の展覧会への出品など、現在も幅広く活躍する河口 龍夫先生の半世紀前に設置されたパブリックアートです。

中央体育館前広場の植栽に置かれた、どこにでもあるような岩にステンレスパイプが貫通しています。

作品データ Data

作品名 Title 石とパイプ
作家名 Artist 河口 龍夫 Tatsuo Kawaguchi
制作年 1971年
寸法(H×W×D;cm) 140 × 400 × 20
備考 彫刻の街こうべ みどりと彫刻のみち 石とパイプ

作品について About

「モノ」と「時空」の「関係性」を作品のテーマに掲げる、河口 龍夫先生の真骨頂ともいうべき作品によって、この作品を見た人は注視し作家の制作意図をくみ取ることとなります。

不思議な違和感を覚えたあと作品として気づき、そして作品に手を触れてみて、パイプに座ってみるのもいいでしょう。
作品に親近感を持つことで、この作品の存在意義や目に見えない空間表現に想いを馳せ、意識を呼び起こすことがねらいだったかもしれません。

様々な素材を用いて概念的な作品を制作、今もなお精力的に展覧会へも出品している河口 龍夫先生が、50年もの間風雪に耐えうる素材を用い、込められた概念を存分に表現したパブリックアートを、ぜひ体験してみてください。

河口 龍夫先生の作品は、同じ「彫刻の街こうべ」事業の花と彫刻の道の東遊園地にも「虹の石」が設置されていますので、見比べてみるのもおススメです。

404 NOT FOUND | Public ART
上質のARTに触れて 豊かな時間と空間を

設置場所 Location

神戸市中央区楠木町 中央体育館 北側(彫刻の街こうべ みどりと彫刻のみち



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河口 龍夫の他作品 Other Works

作家について Artist

河口 龍夫(かわぐち たつお) Tatsuo Kawaguchi
抽象彫刻家、河口龍夫の紹介ページです。 略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。
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