「OVALOGY」日本と中国を股にかけて活動する環境造形家の初めてのパブリックアートは関西大震災を乗り越え45年経過しました

ミュージアムロード

神戸の動物園を擁する公園の玄関口に、高さ10mほどのアーチ状のパブリックアートが設置されています。

作品データ Data

作品名 Title OVALOGY
作家名 Artist 松尾 光伸 Mitsunobu Matsuo
制作年 1978年
材質 FRP
寸法(H×W×D;cm) 1000 × 1500 × 350
備考 OVALOGY ARCH

銘板が朽ちてしまっていますが作品は健在です

作品について About

大きな空と六甲山の稜線と緑が映える開かれた駐車場の中心で、大きく弧を描くアーチは、一見重厚感がありながら材質はFRP製で軽くしなやかな構造のため、設置されてから半世紀もの間、関西大震災にも被災せずに今もなお、風景を切り取っています。

この作品は第6回神戸須磨離宮公園現代彫刻展に出品して朝日新聞社賞を受賞し、松尾 光伸先生が公共空間に初めて設置した作品です。

この作品を皮切りに国内に次々とパブリックアートを設置して、大規模な作品で実績を上げながら、中国の大学で教鞭をも取り、中国国内にも多くの作品を設置しました。

松尾 光伸先生は当初のモニュメンタルな作品から、やがて広場の空間デザインを手掛けるようになり、環境造形としての側面も併せ持っていました。

国内に設置されている松尾 光伸先生のパブリックアートは多いのですが、関西で鑑賞できる機会は限られており、同じ神戸の総合運動公園に「風の舞」、大阪学院大学に「宙のカプスール」があります。

設置場所 Location

兵庫県神戸市灘区王子町 王子公園 駐車場

周辺のパブリックアート

松尾 光伸の他作品 Other Works

作家について Artist

松尾 光伸 (まつお みつのぶ) Mitsunobu Matsuo
INDEX 作品の特徴 Feature略歴 Biography鑑賞できるパブリックアート Other Works公式サイト 作品の特徴 Feature 日中を股にかけてモンゴルなどにも活動の幅...

 

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