「Sun Sister 「なぎさ」」阪神淡路大震災を乗り越えた手に輝く太陽は未来に希望をもたらす

パブリックアート

作品データ Data

作品名 Title Sun Sister 「なぎさ」
作家名 Artist ヤノベ ケンジ Kenji Yanobe
制作年 2015年
寸法(H×W×D;cm) 620 × 444 × 263
材質 FRP、ステンレス、鉄、他
備考 Sun Sister

作品について About

山手から延びるミュージアムロードの終点に位置する、兵庫県立美術館の裏手の海沿いデッキに、高さ6mほどの少女像が設置されています。

過去・現在・未来を見つめ、希望の象徴としての輝く太陽を手に持ち大地に立つ少女像。阪神・淡路大震災20年のモニュメントとして、神戸市のミュージアムロードに設置される。

東日本大震災の復興を祈念して建立された子ども像「Sun Child」(2012年 大阪府茨木市)の姉のような存在であり、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っている。ーヤノベケンジ公式サイト より

静謐な表情を見せる安藤 忠雄氏設計の兵庫県立美術館とは対照的に、ポップなキャラクターには、ヤノベ ケンジが作品制作のモチベーションとする社会へのメッセージが込められています。

「サン・シスター」には、災害による苦難の日々を過ごしてきた人々の過去を想い、乗り越えてきた現在や希望溢れる未来を見守り続ける存在となるよう願いが込められている。

同時に、阪神淡路大震災を乗り越えてきた地域の経験は、東日本大震災で被災した人々の慰めや未来に対する希望になると考え、「サン・チャイルド」より少し年を経た姉のような存在をイメージした。ーヤノベケンジ公式サイト より

目前に海が見え、震源地を想起する南を向くが、同時に太陽に向かっており、 ステンレス製の衣服や輝く太陽が光を反射している。

そして、「サン・シスター」と「サン・チャイルド」という2 体が一つとなって、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守り続けている。

また、愛称の募集により「なぎさ」と命名され、地元住民や海岸沿いを行き交う人々の心の風景に浸透し始めている。ーヤノベケンジ公式サイト より

2022年に開館した大阪中之島美術館にも、ヤノベ ケンジの最新作「シップス・キャット (ミューズ)」が設置されていますので、ぜひ見比べてみてください。

設置場所 Location

兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 兵庫県立美術館 階段前

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作家について Artist

ヤノベ ケンジ(Kenji Yanobe)
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