井上 武吉先生の代表的な作風であるステンレス球体作品が、奈良の福祉施設の芝生広場中央に設置されています。
作品データ Data
作品名 Title | my sky hole 球体、奈良 |
作家名 Artist | 井上 武吉 Bukichi Inoue |
制作年 | 1997年 |
寸法(H×W×D;cm) | ー |
備考 | 県営福祉パーク 芝生広場『球体』 |
作品について About
軽い運動や休息ができる広場で、まわりの風景を映し取るステンレス製の『球体』(井上武吉作)が中央部にあります。 ー県営福祉パーク サイト より
井上 武吉先生の「my sky hole」はもともと、”空間に空いた穴から天をのぞき込む”というモチーフを構想し、箱根彫刻の森美術館を設計した10年後の1979年に設置された「my sky hole 79 天をのぞく穴」から制作されはじめましたが、当初はステンレス球体ではありませんでした。
ステンレス球体彫刻は、美ヶ原高原美術館の「my sky hole 天をのぞく箱」から始まり、東京日比谷のU1ビル前に設置された「my sky hole 84」や札幌芸術の森美術館の「my sky hole 85-7」などをへて、井上 武吉先生の代表的モチーフとなり以後の活躍を望まれましたが、この作品を制作したのを最後にこの世を去りました。
天空を含めた周辺の風景が360度映し出された鏡面磨きのステンレス球体に、貫通された穴を通じて自身の内面をのぞき込んで、自分を見つめなおすことを促す作品です。
すぐそばに一見何の変哲もない遊歩道のようで不思議な空間は、同じ井上 武吉先生の「my sky hole 97-7 光の回廊」です。
「my sky hole 97-7 光の回廊」何気なく歩道を歩くことで五感が刺激されるパブリックアート
奈良福祉施設に併設されている運動公園の、何の変哲もない歩道の一部が井上 武吉先生の手にかかって、不思議な空間を醸したパブリックアートとなっています。
作品データ Data
作品名 Title
my sky hole 97-...
リンク
設置場所 Location
奈良県磯城郡田原本町 県営福祉パーク
周辺のパブリックアート
「my sky hole 97-7 光の回廊」何気なく歩道を歩くことで五感が刺激されるパブリックアート
奈良福祉施設に併設されている運動公園の、何の変哲もない歩道の一部が井上 武吉先生の手にかかって、不思議な空間を醸したパブリックアートとなっています。
作品データ Data
作品名 Title
my sky hole 97-...
井上 武吉の他作品 Other Works
作家について Artist
井上 武吉(いのうえ ぶきち) Bukichi Inoue
モニュメントだけでなく精力的に空間を造形するパブリックアートを残した、井上武吉の紹介ページです。
略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。