「Fu / Rai」大阪都心部にある高層ホテルの40Fロビーに名和晃平が制作した高さ5mの風神 / 雷神

大阪高槻市出身で、海外でも評価が高まっている名和 晃平先生の作品です。
ホテル施設内に設置されていますので、鑑賞時にはご留意ください。

作品データ Data

作品について About

球体を組み合わせたどこかユーモラスな印象を与えるフォルムの中に、現代的に解釈した日本古来の風神 / 雷神像を表現した名和 晃平先生のパブリックアートです。

風神雷神像をモチーフとし、マイクロビーズのソフトで瑞々しい質感の球体がリズミカルに構成された彫刻作品。

高層から望む広大な空を背景に、朝・昼・夜と気象に合わせて表情を変えながら、ホテルのシンボルとして、ロビーでゲストを迎える。 ー公式サイト より

にぎやかな雰囲気の多いホテルのエントランスですが、こちらは自然光に満たされた静謐な空間に現代アートが目に飛び込んでくることで、安心感や親近感を覚え、日本文化に触れる機会をも与えてくれるといった、上質な時間を過ごすことができます。

一般的な風神 / 雷神像の表情は排除されていますが、作品全体としての表情は鑑賞する者に訴えかけてくるものがあり、また昼夜で変化する表情の変化も、一見の価値があります。

名和 晃平先生は韓国の彫刻庭園に「Manifold」を、2023年にはパリのセーヌ川中州に大規模作品「Ether（Equality）」を設置するなど、国際的にも評価が高まっており、2024年にはほど近くのホテル兼高層住宅の1F広場にも「Trans-Mio」が設置されました。

KOHEI NAWA

KOHEI NAWA

kohei-nawa.net

ちなみにコンラッド大阪にはこの作品以外にも青木 野枝先生の「星雲」が設置されるなど、公式サイトによりますと館内に389点ものアート作品があり、感性を刺激しインスピレーション溢れる体験を提供されています。

設置場所 Location

大阪府大阪市北区中之島3　コンラッド大阪40F

周辺のパブリックアート

「星雲」高層ホテルのアトリウムに青木野枝作品がさりげなく飾られる贅沢な空間

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「アナザー・タイムⅨ」都心の高層ビル地下にひっそりと静かにたたずむアントニー・ゴームリー作品が訴えかけるもの

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「空の粒子 / パッセージ 2015」木々の緑と赤茶色の酸化鉄との異質な組み合わせで広がる独自の世界観

「太陽の母子像」幼い我が子をいつくしむ母が見せるほほえみとまなざしは、生命の源そのもの

「緑の賛歌」都会の川べりを散策しながら自然への賛歌をのびやかに、高らかにうたう女性像を見上げる

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名和 晃平の他作品　Other Works

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「Ether (family)」抽象作品が寄り添って家族のような愛らしい姿を形成する新進気鋭作家のパブリックアート

作家について Artist

名和 晃平（なわ こうへい） Kohei Nawa

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