「空の粒子 Ⅱ / パッセージ 2022」オフィス街に設置された有名な青木野枝作品の最新作が完成

アーティスト

大阪のオフィス街、新築の生命保険ビル横に設置された、赤さび加工の金属リングを連ね樹木やアーチを模した青木 野枝先生のパブリックアートです。

作品データ Data

作品名 Title 空の粒子 Ⅱ / パッセージ 2022
Particles in the air Ⅱ/ passage 2022
作家名 Artist 青木 野枝 Noe Aoki
制作年 2022年
寸法(H×W×D;cm)
備考

作品について About

微妙にサイズや幅の異なる工業用の鉄リングを加工し組み合わせた、重さを感じさせない軽やかな造形によって、無機質なオフィス街に季節を彩る緑とマッチして、ほっと一息つける空間が形成されています。

2022年竣工された日本生命淀屋橋ビル横の歩道に設置されたパブリックアートで、2015年に設置された作品「空の粒子 / パッセージ 2015」の続編としてこのたび完成しました。

「空の粒子 / パッセージ 2015」木々の緑と赤茶色の酸化鉄との異質な組み合わせで広がる独自の世界観
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隣の前作と比較すると植栽もまだ生育中で目新しい印象がありますが、これから時間の経過とともに周辺環境との変化を楽しむことができ、両作品を歩いて通過することで生まれるリズムは、何でもない散策を特別な時間にしてくれるでしょう。

青木 野枝先生は受賞歴も多く、女性として当時初めて中原悌二郎賞を受賞、2021年には芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章を授章しました。

関西では青木 野枝先生の作品は比較的少なく、すぐそばの国立国際美術館に収蔵作品がありますが、パブリックアートは兵庫県姫路市の製鉄記念広畑病院入口に設置されている「空の水 / 体の水」を鑑賞することができます。

このビルには他にもアントニー・ゴームリーのパブリックアート「無題」が設置されており、静謐な空間は必見ですので、散策の機会に立ち寄ってみてください。

設置場所 Location

大阪市中央区北浜 日本生命淀屋橋ビル 前



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青木 野枝の他作品 Other Works

作家について Artist

青木 野枝(あおき のえ) Noe Aoki
鉄を素材に独自の世界を創出する抽象彫刻家、青木野枝の紹介ページです。 略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。
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