アジア人で初めてパリのロダン美術館で個展を開催した、佐藤 忠良先生の作品が設置されています。
佐藤 忠良先生のパブリックアートは、他にも国内に多く設置され高く評価されていますが、日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章などに推薦されながらも、自分は彫刻職人と自認し謙虚な姿勢から辞退しました。
作品データ Data
作品名 Title | レイ |
作家名 Artist | 佐藤 忠良 Churyo Sato |
制作年 | 1980年 |
寸法(H×W×D;cm) | ー |
備考 | 大阪市 御堂筋彫刻ストリート |
作品について About
佐藤 忠良先生の1980年代の作風とは少し趣きが異なり、ごく自然なポーズと表情を見せています。
それは自身のことばの通り、モデルの素朴さを忠実に作品に込めたと言っています。
「モデルの素朴で健康な姿態にひかれ、この身体にことさらの演技的ポーズをさせずに彫刻してみたかった」
かつて影響を受けたシャルル・デスピオ作品を彷彿とさせる作風ですが、佐藤 忠良先生が学生の頃は海外作品を直接見ることはかなわず、雑誌などに掲載された作品画像を切り抜いてノートに貼り付けてそれぞれ作品画像のコレクションを作っていた、と述べていました。
この作品が設置されている御堂筋 彫刻ストリートは、他にもとても気品あふれる作品に一同に出会えますので、一度足を運んでみてください。
リンク
設置場所 Location
大阪市中央区備後町 御堂筋 彫刻ストリート
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佐藤 忠良の他作品 Other Works
作家について Artist
佐藤 忠良(さとう ちゅうりょう) Churyo Sato
戦後日本を代表する具象彫刻家、佐藤忠良の紹介ページです。
略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。