「腕を上げる大きな女」特徴的なフォルムに込められた、彫刻家による女性への敬愛表現

Antoine Bourdelle

腕を上げる他に動きを用いず、たたずむ女性のたくましさと優しさを表現するためにアントワーヌ・ブールデルが取り入れたのは、作品全体のフォルムの構成によるものでした。

作品データ Data

作品名 Title 腕を上げる大きな女
作家名 Artist アントワーヌ・ブールデル
Antoine Bourdelle
制作年 1909年
寸法(H×W×D;cm)
備考 大阪市 御堂筋彫刻ストリート

作品について About

首と同じくらいの腕の太さと小さな丸い顔、下半身をデフォルメされた釣鐘状の胴体から構成されるフォルムの中には、女性のたくましさと優しさを包含させたブールデルの制作意図が垣間見えます。

オーギュスト・ロダンの弟子ながらも互いに才能を認め合い、作風を分かつことでロダンとは別の、独自の作風を確立したブールデルは雄大な作品を多く残しました。

女性像では、同じ御堂筋彫刻ストリートに「休息する女流彫刻家」、すぐ近くには「自由 (La Liberte)」、神戸に設置された「果実」などを鑑賞することができ、同じ関西で見比べることができるブールデルのパブリックアートを楽しんでください。

設置場所 Location

大阪市中央区平野町 御堂筋 彫刻ストリート

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作家について Artist

Antoine Bourdelle(アントワーヌ・ブールデル)
世界的具象彫刻家、アントワーヌ・ブールデルの紹介ページです。 略歴のほか、作品の特徴、パブリックアート一覧など、アーティストを深く知るために参考にしていただけます。
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